6月10日から11日にかけて埼玉県横瀬町において第15回北関東地域労働運動交流会が秩父地区労の主催で開催された。
 初日の記念公園では「会計年度任用職員3年目の課題」と題して、公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)副代表で埼玉大学の教員でもある瀬山紀子氏から公務非正規労働に従事するとりわけ女性職員が抱える問題について講演を受けた。
 2020年から導入された会計年度任用制度では、公務員であることから労働法が適用されず、再任用は2回までとされていた。その後、マニュアルの改正で2階の上限は言葉としては消えたものの、当初のマニュアル通り3年目に当たる職員の代わりとなる公募を実施した自治体も相当数あると想定されるとのこと。基本的には1年毎の任用なので極めて不安定な状態に置かれている。こうした状況を打開するためにも不安定雇用労働者を労働組合に取りこんでいく情報発信をお願いしたい・・・とのことだった。
 2日目は参加した各地区労・ユニオンから活動報告を受け、秩父地区労議長の音頭で団結ガンバローを三唱し閉会した。
 次回の交流会は交通ユニオンの主催で開催することとなった。

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